うるケア(ロスガード)の低周波を測定してもらった件

測定結果は嘘をつかない

うるケアの騒音問題について、進展がありました。

 

結果から言うと、低周波を測定したところ、国が定める参照値を超える低周波が観測されました。

 

それをもって一条工務店と協議したところ、問題の解決まで対応してくれることを口頭にて約束いただいた次第です。

 

 

誤解のないように先に説明しておくと、我が家においてうるケアを使用時に当該居室(子ども部屋)にて参照値を超える低周波が測定されたというのが判明した事実であり

 

低周波の原因となっているのが機械本体なのか、ダクトからなのか、機械とダクトの接続部やダクトの排出口や壁が個体振動で揺れているからなのかはわかっていません。

 

うるケアを使用中にのみ観測されて、うるケアをオフにすると参照値を超える低周波は観測されなかったので

 

うるケアの使用に起因する何かが原因であるというのは特定しました。

 

だから、うるケアやロスガードを使用している全ての家において同様に低周波が出ているかどうかは、私にはわかりません。

 

 

低周波の測定に至るまで

そもそも、一条工務店からは問題は発生していないという認識の回答がありました。

 

その理由は

①他の家と比較しても同程度の騒音であるから

②メーカーに機器の調査をしてもらった結果、機器に異常がなかったから

③担当営業や工事担当者が低周波を感じないから

 

といった感覚的な理由でした。

 

それにうるケアの機器本体に異常がなくても、その他の原因で低周波が発生している可能性を訴えるも、主に①と③の理由で門前払いです。

 

当然低周波の調査はしてくれませんでした。

 

担当営業が低周波の測定ができない普通騒音計で騒音の測定はしていましたが、結果問題はなかったとの説明だけで

 

具体的に数値がどうだからこうだという説明を求めるも、未だに回答はありません。

 

 

結局自分で低周波を測定して証明するしかなかったのです。

  

 

地方自治体に依頼

低周波を測定するのに、専門の業者に依頼するのをまず考えましたが

 

低周波の調査にかかるコストは10万円程度からという相場でした。

 

正直とても手がでません。

 

低周波測定機器の価格はとんでもない金額なので、購入するよりは断然レンタルや業者に依頼する方が安いです。

 

 

そこで、ダメ元で地方自治体に相談しました。

 

すると、私が所属する市では機器を保有していないため、上位自治体から借りてきてくれるとのこと。

 

上位自治体も、高価な機器のため市の職員が調査を行うことを条件に、機器を貸してくれることになりました。

 

 

正直涙が出るくらい嬉しかったです。

 

別に調査結果で問題が発生していないことがわかったとしても、問題がないということがハッキリするだけで

 

諦めがつくと思っていました。

 

 

市の担当者も初めてのことなので、機器の使い方を調べるのと、機器を受け取りに行くので少し時間をくださいとのことでしたが、連絡してから1~2週間くらいで調査してくださいました。

 

わざわざ遠くの自治体まで借りに行ってくれた市の担当者には本当に感謝です。

 

 

低周波は国が規制しているわけではないので、基準値はありません。

 

しかし、参照値というものがあり、参照値とは一般被験者の90%の人が寝室で許容できるレベルとして実験データから得られた値です。

 

この参照値と比較して、参照値を上回る音圧が測定されれば、寝室での許容レベルを超えていることが客観的に示されるといった具合です。

 

 

測定結果

測定したポイントは下記の4か所

①洋室(問題となっている子ども部屋)中央

②洋室北東

③リビング中央

④クローゼットうるケア正面

 

で、測定結果はというと

63Hz帯と80Hz帯において、参照値を超える低周波を観測しました。

 

なお、居室中央とクローゼットうるケア前においても、参照値を超える低周波は発生しておりました。

 

逆に、うるケアONの状態でも、リビングでは参照値を超える低周波は発生しておらず、うるケアOFFでは全ての測定箇所において、参照値を超える低周波は観測されませんでした。

 

ちなみに、クローゼットうるケア前よりも、居室北東や居室中央の方が音圧レベルが高かったのが意外でした。

 

うるケアは正面の防音性能の方が高いのかもしれません。

 

それでも参照値を超えているのであれば、居室の中に設置するのは許容できるレベルを超えているのだと思うのですが…

 

 

測定結果を公開した理由

私は、一条工務店に限らず、室内の24時間換気システムによる低周波被害を受けている方は数多くいらっしゃるのではないかと考えております。

 

当然、気にならない方もいるとは思いますが、被害を受けられている多くの方は我慢しておられるか、工務店等に説得されて泣き寝入りしているのではないかと思います。

 

私も諦める寸前でしたが、調査の結果、事実が明らかになったので前に進むことができました。

 

だから、もし同様に低周波に悩んでいる方がいらっしゃれば、一度地方自治体に相談してみることをおススメします。

 

環境省のガイドブックを読んで、地方自治体が相談に乗ってくれると聞いたんですけど、と相談に行くといいでしょう。

 

低周波の問題は、問題として理解されにくい性質があり、国も積極的に問題視していないことから、見て見ぬふりをされていると感じます。

 

故に、困っている人が声を上げないと、改善されないのです。

 

工務店やハウスメーカーも、苦情がなければ問題がないと誤った認識をしていますし、他の方からのクレームはありませんという、断る体のいい理由にされてしまいます。

 

 

何度も言いますが、24時間換気システムそのものを悪と言っているわけではありません。

 

工務店側は、設置には十分に注意が必要な機器であることを正しく認識し、消費者に対して正しい説明をする必要があるということを理解しなければならないということです。

 

今回も、担当営業が低周波騒音に関して正しい理解がないままに、設置について問題ないと事実とは異なる説明をしたことが問題の根底にあります。

 

 

それに、メーカーはそもそも売る前に低周波の測定なんかしていないんじゃないかと疑念があります。

 

問題となるレベルであることを知らずに売っている可能性もあります。

 

それか、問題となるレベルの低周波が出ることを知っていても、規制されていないから問題ないと思っているか、言わなければバレないと思っているのではないでしょうか。

 

いずれにせよ、全てのメーカーの機器・全てのロスガードやうるケアにおいて同様に参照値を超える低周波が発生しているかどうかはわからないので、我々も事実を客観的に分析する必要があることは忘れてはなりません。

 

 

私の問題も、まだ解決したわけではなく、これから具体的な解決方法についての協議が始まるわけですが

 

この記事が誰かの役に立てば幸いです。