ベースの音作りについて

DTMを始めて身に付いたこと

このコロナ禍で新しく始めたことがあります。

それが、パソコンで音楽を編集録音するDTMです。

私は音楽については、これまで趣味でベースを弾いたり、一年に一回ライブに出たり出なかったりする程度でした。

緊急事態宣言で卓球ができなくなってしまったことで、趣味の卓球に費やしていたエネルギーの行き場を探していた時に

遠方に住んでいる大学時代のバンドメンバーとリモート飲みをしたことがきっかけで、リモートでバンド活動をすることになったのです。

コロナ禍がなければ、リモート飲みもしてなかったでしょうし

会う機会があったとしても、「またスタジオに行ってセッションしよう!」ってことになっていたと思います。

コロナ禍によって数少ない私が得たものの一つですね。

DTMを始めたきっかけはそんなところなのですが、DTMを始めて良かったことがあります。

それは、ベースの音作りについて詳しくなったことです。

音の視覚化

DTMでは、自分のベースの音が、録音データとして視覚化されます。

録音した音の周波数ごとの波形を見ることができるので、その波形で自分の出す音がどんな周波数の音がどれだけ出ているかを知ることができるのです。

自分のベースの音を細かく分析して知ることが、ベースの音作りにものすごく役立ちました。

自分の音の現在地を知り、向かうべきゴールに向かって音をどのように、どれくらい調整したらいいかがわかるようになったのです。

鍵は120-200Hzの低域

私はこれまでバンド活動のスタジオ練習で合わせたときに、音抜けが悪く、ベースの音がハッキリ聞こえないと思うことがありました。

漠然とミドル成分が弱いのかなって、いわゆるカマボコになるようにミドルを上げてみたり

Marshallのギターアンプの低音がうるさくてベースが聞こえねーんだと、心の中で周りのせいにしてたりしました(笑)

ですが、DTMでミックス作業やってて、ベースが抜けるにはどんな音作りをしたらいいのかいろいろ試してわかってきたのです。

決してギターのせいではありませんでした。

抜ける音作りのコツは、ベースの120-200Hzあたりの帯域の山の作り方だったのです。

もちろん、それぞれのバンドによって楽器の数が違ったり、ベースがメロディを担当したりする場合など、役割によって必ずしも正解とは言えないのですが

バンドアンサンブルで全体の土台を固めつつ、音抜けするベースはこの120-200Hzのパワーがしっかり出ている必要があると感じました。

逆に120Hz以下の帯域は多すぎると音がボヤけてただただうるさくなるし、少なすぎるとスカスカでパワーがなくなってしまうので、適度なバランスに絞る必要があります。

あと、低域はバスドラムとも干渉するので、バスドラムがしっかりと抜ける程度に120Hz以下を抑えると、バスドラムのズンズンするリズム感が抜けてくるので、迫力ある土台となると思います。

ベースつまみの調整の難しさ

こういった音作りをベースアンプや足元のエフェクターのつまみでつくることになるのですが

狙った音づくりをするのは本当に難しい。

なぜかというと、例えばベースアンプなどには音色を調整する、BASS、MIDDLE、TREBLEとかのイコライザ-がついていることが多いが

どのツマミを回したら、どの帯域がどれくらいの幅でどの程度変化するのか

これが、使用している機材によって全然違うからです。

また、上記の例で3つのイコライザーがついてるベースアンプで低域を調整しようと思ったら、BASSツマミを回すしかありませんが

120Hz以下は絞りたいけど、120Hzより上はブーストしたいとなったら、BASSツマミ1つでは融通が効かない場面もあり、狙った音作りが難しいことがあります。

そんな時も、細かく調整できるイコライザーを使ったり、音の足し算引き算をうまく使って、少ないイコライザーでうまく調整したりと、いろんな方法で解決することができるので、手持ちの機材でアレコレ工夫するのが音作りの醍醐味かもしれません。

自分のベースの音の現在地を知り、出したい音の目的地を見定め、適切な機材を正しく用いて目的地に近づく。

ベースの音作りとはそんな作業だなぁと思うし、奥が深くて楽しいと思います。